春日大社では、1年365日、2200回以上のお祭りが奉仕されています。
そうした中での至高最上の祭典が「式年造替」です。

「式年」とは「定まった一定の年限」、「造替」とは「社殿を造り替える」という意味。
神さまがお引越しされることを「遷宮」といいますが、春日大社では本殿の位置は
変えずに建て替え、あるいは修復を行うため「造替」といいます。

神さまに西隣の「移殿」へ一時お遷り頂き<仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)>、
本殿の修復が終われば、元の本殿にお還り頂きます<本殿遷座祭(ほんでんせんざさい)>。
神護景雲(じんごけいうん)二年(768年)の創建以来1200年にわたって
御殿の建て替えと御神宝の新調がほぼ20年に一度、
繰り返しご奉仕され続けてきました。

造り替え、ご修繕を行うことによって、神さまのお住まいを新たにし、神さまの尊さを
認識し更に次世代へとご存在を伝え継ぐ行事であると共に人造りの叡智でもあります。
常日頃のお恵みに感謝し、真心をつくしてのご奉仕を行い、
そのお恵みをありがたく拝し、ただただ感謝申し上げる。
これが神々への祈り・御造替の原点です。