春日大社

遣唐使 阿倍仲麻呂の歌にみえる「三笠山」とは、
春日野の東に仰ぐ御蓋山であり、
古来、神の宿りし山として人々の信仰を集めてきました。

春日大社は、この古代から信仰の篤い御蓋山の麓に、
奈良時代、日本の国の安泰と国民の幸せを願い創祀されました。
壮麗な社殿を造営し、はるばる鹿島神宮(茨城県)の武甕槌命様、
やがて香取神宮(千葉県)の経津主命様、
枚岡神社(大阪府)の天児屋根命様と比売神様という
尊い四柱の神々が迎えられ、お祀りされたのが始まりです。

以来、千古の緑に丹塗りの柱、白い壁、
そして檜皮屋根の本殿、社殿が淡麗な姿で鎮まる姿は、
豊かな自然とともに、1300年以上前から変わることなく
多くの方々に親しまれ、崇敬されています。

平成10年12月には、春日大社や春日山原始林を含む
「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録されました。

奈良県奈良市春日野町160
TEL.0742-22-7788

【交通アクセス】
近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい。

【開門時間】
夏期(4月〜9月)/午前6時〜午後6時
冬期(10月〜3月)/午前6時30分〜午後5時
※諸行事の際は変更

●東京から京都経由
●博多から大阪経由
●名古屋から
●関西国際空港から
●新宿・横浜・千葉・名古屋から高速バス利用の場合
●関西国際空港からリムジンバス利用の場合
●大阪国際空港(伊丹)からリムジンバス利用の場合
※所要時分は目安です。ご利用になる列車により異なります。
※新幹線および近鉄特急をご利用の際は、別途特急券をお買い求めください。
※★がついている近鉄電車の所要時分は、特急利用の場合です。

春日大社の祭祀は、平安時代以来の古式に則ったものが多く見られます。
大和の師走の風物詩である春日若宮おん祭をはじめ、年間2,200回以上のお祭りが行われています。

春日大社摂社若宮神社の例祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されている神事芸能の奉納や、時代行列などが行われ、奈良の師走を彩る冬の風物詩となっています。
平安時代に長年にわたる大雨洪水により飢饉が相次ぎ、疫病が蔓延した際、時の関白藤原忠通公が万民救済の為、若宮の御霊威にすがり、1135年大宮(本社)と同じ規模の壮麗な神殿を造営しました。翌年、春日野に御神霊をお迎えして丁重なる祭礼を奉仕したのが、おん祭の始まりです。
以後、五穀豊穣、万民安楽を祈り大和一国を挙げて盛大に執り行われ、870有余年にわたり途切れることなく、今日に至ります。

影向の松と能舞台の松
御旅所近くの参道には、春日の神様が降臨される「影向の松」があり、行列がこの前で各芸能を披露する「松の下式」という神事があります。現在の能は、おん祭の「猿楽」から発展したとされ、能舞台に描かれている松は、この影向の松に因んでいるといわれています。

(春日若宮御祭礼絵巻より) 松ノ下猿楽

特別陳列『おん祭と春日信仰の美術』
◎会場/奈良国立博物館 西新館
◎会期/平成26年12月9日(火)~平成27年1月18日(日)
※詳しくは奈良国立博物館(ハローダイヤル 050-5542-8600)まで。

鹿の角きりは、人害防止のため江戸初期の寛文年間、南都奉行の手により奈良町の袋小路等で行われていました。明治24年からは、春日表参道を区切って拝観席が設けられ、昭和4年には新しい鹿苑が完成して、その一部に角きり場も設けられました。
この行事は、勢子といわれる人たちが、角きり場に追い込まれた荒々しい鹿をつかまえ、角を切るという、古都の秋を彩る勇壮な行事です。

◎場所/鹿苑角きり場◎問合せ先/(一財)奈良の鹿愛護会 TEL 0742-22-2388
◎料金/大人(中学生以上) 1,000円、 小人(小学生) 500円

文化の日に因んで、接することの少ない日本の古典芸能である雅楽に接して、親しみや理解を深めてもらおうと行われています。
萬葉植物園の中央にある池の水面に設置された浮舞台において、奈良時代より絶えることなく春日大社に伝承されてきた「管絃」および「舞楽」の数々が、春日古楽保存会・南都楽所により奉納されます。

◎場所/春日大社神苑 萬葉植物園
◎料金/500円

春日大社の夫婦大国社は全国でただひとつ、ご夫婦の大国様をお祀りした社。
良縁・夫婦円満の霊験あらたかな神様として有名です。
水に浸すと文字が浮かび上がる水占いと、ハート型の絵馬が参拝者に特に人気です。